歯髄再生治療を行う上で最大の敵
歯髄再生治療を行う上で最大の敵となるのは、
「歯の根の中に入り込んでいる細菌」
です。
それを、前段階の精密根管治療で徹底的に無菌に近づけることが、歯髄再生治療の重要なポイントです。
しかし、歯の根の中の細菌を殺菌しようと精密な歯髄再生治療を行っている最中に
唾液が入り込んでしまうと、唾液の中の細菌が根管の中で増殖してしまいます。
せっかく、質の高い精密根管治療や歯髄再生治療を行っても、意味がなくなると言うことです。
せっかく時間と費用をかけて歯髄再生治療しても、数年したら根の先に病気が再発する可能性があるのです。
唾液の侵入を防ぐ「ラバーダム」
アスヒカル歯科内、根管治療大阪クリニックの歯髄再生治療では、唾液が入り込まないようにするために、必ず「ラバーダム」と呼ばれるゴムのシートマスクを使用します。
欧米先進国だけでなく、タイなど東南アジアの国々でも根管治療の時にラバーダムをすることが「常識」になっています。基本中の基本ですので、当院は根管治療や歯髄再生治療の時に使用しています。
つまり、しっかりとラバーダムを行う根管治療専門医に歯髄再生治療をしてもらうことも大切なポイントになります。
ラバーダムの大切な役割
ラバーダムには、もう一つ大切な役割があります。
それは、あなたの歯髄再生治療を成功させるために、歯の根の内部で、様々な薬剤を「大量」に使う必要があります。
実は、「大量」の使用することが成功ポイントの一つなのです。
ラバーダムをしていると、大量に用いた薬液が、歯の内部から漏れ出ても、直接的にあなたの口腔内に流れず、アシスタントが安全に吸いとることが可能です。
逆にラバーダムをしていなければ、あなたの口腔内に流れて出てしまう可能性があり、喉が薬液によりヤケドをしてしまう医療事故につながる可能性があります。
そうならないように、ラバーダムをせずに少量しか使用しなければ、しっかりと歯の内部が消毒されないために、将来的に再発の原因となります。