歯髄再生治療のQ&A
Q.歯髄再生治療は今後保険適用されるのか
「歯髄再生治療は今後保険適用されるのか」について、徹底解説
これまで歯髄再生治療についていくつかのミニセミナーを開いてきましたが、この歯髄再生治療が今後保険適応されることはあるのかというという質問を受けましたので、お答えしていきたいと思います
今回は4つのポイントにわけて、歯髄再生治療がどんな歯科医にも治療ができるのかについて詳しく説明していきます
■ポイント1
歯髄再生治療とは
■ポイント2
今のところは歯髄再生治療が保険適応されることはない
■ポイント3
なぜ自由診療の治療になるのか
■ポイント4
まだまだ限られた歯科医院での治療
ということで早速、
ポイント1 歯髄再生治療とは
まず始めに、歯髄再生治療の内容について振り返ります。
歯髄再生治療とは、一度死んでしまった神経を蘇らせる最新の治療方法です。
ご自身の親知らずなどの「不要な歯」から「歯髄幹細胞」と呼ばれるものを取り出し、失ってしまった神経のある根管に移植することで、歯髄を蘇らせるという治療となります。
歯髄再生治療とは、一度死んでしまった神経を蘇らせる最新の治療方法です。
ご自身の親知らずなどの「不要な歯」から「歯髄幹細胞」と呼ばれるものを取り出し、失ってしまった神経のある根管に移植することで、歯髄を蘇らせるという治療となります。
この治療方法は、設備や知識など非常に厳しい審査をクリアして、厚生労働省にこの治療を行うことを許可してもらう必要があります。
やはり、国も安全性を第一に考えるので、それに耐えうるクオリティの歯科医院、許可されている施設は、現状非常に少ないんです。
ですので、日本でもまだごくわずかな歯科医院でしか治療は行われていません。
やはり、国も安全性を第一に考えるので、それに耐えうるクオリティの歯科医院、許可されている施設は、現状非常に少ないんです。
ですので、日本でもまだごくわずかな歯科医院でしか治療は行われていません。
ポイント2 今のところは歯髄再生治療が保険適応されることはない
では次に、この「歯髄再生治療」が保険適応されるのかということについて、解説していきます。
今の段階では、歯髄再生治療が保険適応されることはありません。
歯髄再生治療自体がとても難しい治療で、使う機材や器具も特殊なものを準備したり、1回の治療をするのにも保険では普段使用することのないものをたくさん使用します。
そのため、保険での診療で現在行うことは難しいと考えられます。
もちろん、医療の世界では、今まで保険診療でできなかった治療が、保険診療が可能になることもあります。
歯髄再生治療がそれに適応されるかはまだ分かりませんし、今後保険診療にならない可能性もあります。
また「歯髄再生治療」の最新情報が出ましたら、お伝えしていきたいと思います。
今の段階では、歯髄再生治療が保険適応されることはありません。
歯髄再生治療自体がとても難しい治療で、使う機材や器具も特殊なものを準備したり、1回の治療をするのにも保険では普段使用することのないものをたくさん使用します。
そのため、保険での診療で現在行うことは難しいと考えられます。
もちろん、医療の世界では、今まで保険診療でできなかった治療が、保険診療が可能になることもあります。
歯髄再生治療がそれに適応されるかはまだ分かりませんし、今後保険診療にならない可能性もあります。
また「歯髄再生治療」の最新情報が出ましたら、お伝えしていきたいと思います。
ポイント3 なぜ自由診療の治療になるのか
について解説したいと思います。
自由診療での治療になる理由が大きく3つあります。
1つ目は、「歯髄を培養する」ということです。
始めにも出てきましたが、歯髄再生治療では、親知らずなどの不要な歯を抜歯しその中の歯髄幹細胞を培養して歯に移植することで、神経が蘇ります。
その培養する工程は、歯科医院ではなく専門の機関に送り培養をしていただきます。
培養するためにも特殊な機械をたくさん使い、保管してもらったり、輸送してもらったりと、そこにも費用が発生していきます。
2つ目は、歯科医院で使用する機材についてです。
歯髄再生治療では、特殊な機材をたくさん使用します。
例えば、「クリーンベンチ」です。
自由診療での治療になる理由が大きく3つあります。
1つ目は、「歯髄を培養する」ということです。
始めにも出てきましたが、歯髄再生治療では、親知らずなどの不要な歯を抜歯しその中の歯髄幹細胞を培養して歯に移植することで、神経が蘇ります。
その培養する工程は、歯科医院ではなく専門の機関に送り培養をしていただきます。
培養するためにも特殊な機械をたくさん使い、保管してもらったり、輸送してもらったりと、そこにも費用が発生していきます。
2つ目は、歯科医院で使用する機材についてです。
歯髄再生治療では、特殊な機材をたくさん使用します。
例えば、「クリーンベンチ」です。
クリーンベンチとは、歯髄再生治療で使用する幹細胞が汚染されないように、細胞移植前にこのクリーンベンチ内で調整を行います。
ピペットと呼ばれるものは、細胞や薬液とを合わせるような作業の時に使用しますが、普段の歯科治療では使用することがほとんどありません。
もちろん、マイクロスコープや
もちろん、マイクロスコープや
CBCTの撮影
も必須ですが、こういった機械はかなり高価なものを使用しています。
また、患者様それぞれにファイルなどの器具を準備して治療を行いますので、そういったところにも費用というのは必要になります。
こういった観点からも、「歯髄再生治療」が自由診療の治療になるということが言えます。
最後の3つ目は、「歯科医師・アシスタントの技術と知識がいる」ということです。
歯髄再生治療はかなり難易度の高い治療ですので、それに対する治療の知識と技術が必要です。
それを身につけるために、勉強会に参加したり、実際に練習を行ったり、また治療をしても良いと認可されるまでにも、国の許可を得ることが必要となる治療です。
治療するだけでもこれだけの準備が必要となりますので、歯髄再生治療は保険診療ではなく、自由診療の治療となるわけです。
また、患者様それぞれにファイルなどの器具を準備して治療を行いますので、そういったところにも費用というのは必要になります。
こういった観点からも、「歯髄再生治療」が自由診療の治療になるということが言えます。
最後の3つ目は、「歯科医師・アシスタントの技術と知識がいる」ということです。
歯髄再生治療はかなり難易度の高い治療ですので、それに対する治療の知識と技術が必要です。
それを身につけるために、勉強会に参加したり、実際に練習を行ったり、また治療をしても良いと認可されるまでにも、国の許可を得ることが必要となる治療です。
治療するだけでもこれだけの準備が必要となりますので、歯髄再生治療は保険診療ではなく、自由診療の治療となるわけです。
ポイント4 まだまだ限られた歯科医院での治療
について解説したいと思います。
先ほどからも何度か出てきていますが、「歯髄再生治療」は日本でもまだ少数の歯科医院でしか治療することができません。
先ほどからも何度か出てきていますが、「歯髄再生治療」は日本でもまだ少数の歯科医院でしか治療することができません。
治療をするために、厚生労働省の認可を得る必要があり、そのための準備も必要です。
まとめ
今回は歯髄再生治療は今後保険適用されるのかについて4つのポイントを解説しました。
1つめは、「歯髄再生治療とは」
2つめは、「今のところは歯髄再生治療が保険適応されることはない」
3つめは、「なぜ自由診療の治療になるのか」
4つめは、「まだまだ限られた歯科医院での治療」
以上の4つのポイントについて解説していきました。
まだまだ、可能な施設は少なく、幹細胞の知識が必要なので理解している歯科医師も少ない歯髄再生治療です。世界は再生医療の時代に突入しています。
当院では、皆様の歯を守るために根管治療専門医がさまざまな方法を提案することができますので、ご興味のある方は是非お問合せくださいね。